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川村忠晴 展 Tadaharu Kawamura
2013/9/25(水)〜10/2(水)



ワクワクしながら覗いた小さな世界に広がる、やさしい色彩や形、そして絶妙な“間”をもたせた空間、下から光を当ててみると、透過性のある底面を通してのほのかな光は、花びら、葉、種などの植物の色を一層鮮明に映し出し、直径4cmの筒の中では、野の花や草の精霊たちの幻想的なダンスが繰り広げられています。
多彩な色模様が曼荼羅や細密画のように現れる万華鏡のイメージを一新してしまうかのように、植物の万華鏡は、幼い頃野原で花摘みして遊んだ、そんなノスタルジーを喚起させる装置のようです。

ほおずき、ウリカエデ、ススキ、ルナリア、ふうせんかずらなどの植物を用いた灯りから漏れてくるやわらかい光。
ひょうたんや竹や貝のスピーカーから流れるやさしい調べ。その作品に初めて出会った人は誰もが、優しい、穏やかな表情になってしまう、何とも言えない心地よい一瞬が訪れ、心がふっくらとしてきます。
日常で見逃してしまいそうな素材を彼独特のお洒落な魔法で、洗練された心豊かな作品にと変え、本来は“あたりまえ”であった植物の素敵な魅力を、改めて気づかせてくれています。

万華鏡の底面は取り外しができるように仕上げた、使い手が自ら花や種などを加え、一味違う画像を楽しめるように。また一葉灯という小さな灯りには、散歩の途中で目にした落ち葉をアレンジすることができます。今回は、そんな参加的要素がたっぷり満載され、自分なりの楽しみ方が大きく膨らんでいく、そんな作品を中心にご紹介いたします。


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