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神田美穂&早穂 編みフェルト展 Miho, Saho Kanda
2015/12/5(土)〜12/12(土)



家庭用の編み機で一つ一つを仕上がり寸法よりかなり大きく編み、縮絨しては鋏でカットしたり、ひねったりして、さらにまた縮絨する、細かい工程を何度も経て、立体感のあるユニークなフォルムが完成します。

「一つの糸に慣れるまで、何年もかかります。同じ糸が編み方、縮絨の加減、また染料の施し方や鋏の入れ具合などで、毎回異なる表情を見せるからです。
縮絨した時のテクスチャー、繊維の表情、フォルムの意外性は、操作できず、想像を超えたものが表われる、そこが魅力です。」と語る作家達は、カシミア、ラムウール、アルパカ、シルク、時には麻などを用い、自由で豊かな発想によって、平面的な布は、見事なまでに3次元的で、想像力を刺激する作品を制作しています。

今回は、溶ける糸を使った編み込みのマフラー、小さな豆がたくさんついた「豆」コート、凹凸模様の「市松」ジャケット、毛皮風のベストなど、雨や雪、雲、といった季節のモチーフや、蝶や花など生物や植物のフォルムを取り入れたデザインと、ウール×カシミヤ、ウール×モヘアなど異素材を組み合わせて縮絨のあらわれ方に変化をもたせた凹凸のある触感の妙が特徴的な楽しい作品をご紹介します。

現在、“縮絨”という観点では、原毛を縮絨するフェルト、織ったものを縮絨するなど、作家それぞれが独自の工夫で作品制作をしていますが、この作家達のような編みフェルト(ニットフェルト)の作家は、あまり増えることなく、ごくわずかしか存在せず、この技法の難しさを物語ります。特に、このような立体的でさまざまな作風を展開している作家は稀有です。時間の掛かる作品制作には限りがあり、個展は1年に1回ほど。今回は、都内では3年ぶりの発表となります。この機会に是非多くの方にご覧いただけることを願っています。



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