銀座奥野ビル ギャラリー エクリュプラスエイチエム Ecru+HM

 
Ecru+HM

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テーマ展 「命の鼓動」 


(陶磁・ガラス)

5月13日(金)〜5月21日(土)18日休
12:30〜19:00(最終日17:00)


命あるものの煌めきをテーマに、6人の作家による
作品をご紹介いたします。

[陶芸]

*岡モータース Oka motors
思わず、その発想の所以を問いたくなる異次元の陶
のオブジェ、駄洒落や諺、聞き間違いが込められ擬
人化され、車になったり、幾つもの顔が並んだり。
新しい驚きと小躍りしてしまうほど楽しさが広がっ
てきます。小さな作品でも一つ一つの顔の表情を丁
寧に微妙に変えその細かい描写力に驚かされます。

*かとうゆみ Yumi Kato
ふっくらとして泰然さえ感じるフォルム、目力ある
眼差し、表情豊かで元気いっぱいの動物のオブジェ
達。猫と犬に囲まれた生活をしている作家は、「何か
に使える動物たち」をコンセプトに花器になったり、
蓋物になったりの作品を制作しています。

*木村悠希 Yuki Kimura
いつからか其処に佇んでいる、そんな静寂感を持つ、
抑えた色使いの手足の長い小さな人達。
様々な感情が内包されているような、森閑としたや
さしい世界観が広がっています。
透明感のある詩心を運んでくれる作品です。

*中島圭一郎 Keiichiro Nakashima
軽妙なタッチ、程良い力の抜け加減で描かれた絵柄、
とぼけた味わいと寛いだ空気感が持ち味です。
絵柄の際立つ磁器のうつわはよく知られていますが、
今回は、陶土で制作した動物のオブジェを出品しま
す。様々な生き物への温かい想いが秘められた、楽
しい作品をご覧ください。

[ガラス]

*北泰子 Yasuko Kita
鮮やかで溌剌とした色使いのグレープフルーツやラ
イムのお皿、柔らかい質感を巧みに表した桃の鉢な
ど、果物や野菜などをモティーフにしパート・ドゥ・
ヴェールで制作しています。
「『そよそよ、ぬくぬく、なごなご、ふわふわ…』、
こんな言葉で形容されるような気持ちを込めて制作
したい。」と語ります。

*田中有希 Yuki Tanaka
「すぐ側にいるような存在、ちらりと目が合う存在、
そういうものを制作したいと思います。」と語る作家
は、動物を擬人化させたオブジェを制作しています。
ガラスならではの透過性を生かし、表情豊かで躍動感
ある作品に仕上がっています。