知識や技術の引き出し。
大都会の下を巡る地下鉄。
旅は本番より準備しているときが実は楽しかったり。
何かを訴えかけてくる絵画やポスター。
太古の地球を闊歩していた化石を見ると
今にも動き出しそう。
実際には見えなかったり存在するけど
見えにくいものを具現化した作品。
作品を正面からだけではなく辿ってきた道、
物語の裏側など、
様々な角度から見たり、想像したりと、
是非お楽しみください。(剱持耕平)
ミシンステッチのような模様のある外装の建物の
中心には鏡に見立てた長方形の空間、そこには回
転によって異なる3種類の洋服を着た女の子が登
場する「ミラー」、干支の龍、兎、蛇(3年分)を
捕まえるUFOキャッチャーのハンドルも動き、
周囲を切手の目打ちデザイン(ギザギザ)にした
「切手フレーム」など、わずか6cm立方の小さな
世界に、細かなディテールや動く仕掛けと、さまざ
まな楽しい驚きのあるオブジェ、可動式のアイテム
も金属など他の素材は、一切使わず、すべて陶で制
作している、という驚くべき制作方法です。
空想的なアクセントをプラスしたり、日常のさりげ
ない風景をオブジェとして象ったりと、 “小さな
作品が大きな物語へと誘(いざな)う”作品を制作し
ています。
今回は、モティーフ自体が平面から立体へと表現さ
れ、飛び出したり部分的に動いたりする作品や、ユ
ニークな顔ハメパネルの作品、地下鉄やポケットを
テーマにした作品などをご紹介します。
是非ご覧ください。
*作品展初日は、予約制です。